体験記

手術後1週間経過です

手術から1週間経ちました。月曜にICUから一般病棟に戻っての初の週末です。

いやはや人間の治癒力っていうのはすごいなぁ~と思います。身の回りのことが自分でできるようになってきました。月曜に戻った時はヘロヘロだったですが、土曜日には動き回れる様になってきました。

リハビリはベッドサイドでのスクワット、廊下を歩くこと、ちょっと階段の上り下りなど、少しづつ動きを増やして来ました。来週からはリハビリ室へ行ってエアロバイクに乗るそうです。結構スパルタで行われます。これから手術を受ける方はリハビリは思いの外早く始まると覚悟しておいてください。

こんなに動き回って大丈夫なの? と、看護師T嬢に聞くと「なかひろさんなら経過も良いし大丈夫ですよ。心臓リハビリってとても大切で、早めに始まるんです」と笑顔で言います。目は笑ってますが、キリッとした口調はSな性格を物語っています。

尿量の記録などは続けていますが、水分制限は徐々にゆるくなってきました。糖質制限があったみたいで水とお茶ばかりだったのですが、味のあるもの(甘いもの)が飲みたくて、看護師さんにお願いして先生に聞いてもらいました。1日に缶コーヒー1本ならOKが出たので久しぶりに甘い飲料を飲むことができました。

看護師さんには血液採取する前に飲むと血糖値上がるから注意してねと言われました。だから、飲むなら血液採取してから飲むほうがいいよとこっそり教えてくれました。

胸骨正中切開後の胸骨管理

胸骨切開術後というのは胸骨を骨折したと状態と一緒です。骨折部が仮骨で結合され、ある程度運動負荷に耐えられるようになるには2~3ヶ月を必要とします。本来の強度となるまではそれ以上の期間が必要となります。

東京女子医科大学病院 リハビリテーション部資料より
http://www.twmu.ac.jp/reha/

胸骨正中切開は胸骨を縦に切って開く手術です。手術後は胸骨をチタン製のプレートとワイヤーで固定しているそうです。このプレート、ワイヤーは取る必要はないそうです。これから私の身体の中で一緒に生活します。死んで火葬されると骨と一緒に残っているのかな? なんて考えていました。

胸骨を固定するプレートとワイヤー。

リハビリの療法士さんから、手術後3ヶ月間は原則的に禁止される動作の説明を受けました。

手術後3ヶ月間の原則的禁止動作

  1. 起き上がる時に、腕を後ろにつかないようにしましょう
  2. 前開きの服を脱ぐときなどに、腕も後ろに引いて胸を開く姿勢に注意しましょう
  3. 過度の身体を捻らないようにしましょう
  4. 腕を残して寝返りしないようにしましょう
  5. 片腕だけ肩より高く挙げる左右非対称の動作に気をつけましょう
  6. 5Kg以上のものを持たない
  7. 自動車、自転車の運転を控えましょう

胸の骨を切って、開いて、また閉じてなんて、考えてみればとんでもないことです。当然、制約はありますよね。私も退院後3ヶ月は注意しながら生活していました。今の状態は骨折した状態です。手術前は病人、手術後は怪我人と言われるのがなんとなくわかります。

この頃の痛みは傷口の痛みを感じるくらいで、身体の中の痛みは感じませんでした。胸を縫った傷口が治り始めると少しチリチリとした痛みを感じました。この痛みは退院後2ヶ月位まで感じました。

この頃に気になったのが肩こりのような痛みです。手術の影響なのか、肩というか首筋が痛くなっていました。就寝時の体勢が悪かったのでしょうか? 首筋が凝ったような感じがしばらく続きました。

退院へのカウントダウン

週明けの月曜日にカテーテル検査がありますと告げられます。冠動脈バイパス手術の結果を見るためだそうです。これで人生3回目のカテーテル検査です。また、あの造影剤の燃え上がる感覚が味わえるようです。

このカテーテル検査とレントゲン検査の結果で退院日程が決まるそうです。来週はリハビリをしっかりやって、退院後の日常生活に支障がでないように準備することになります。

日曜の午後に、洗濯を兼ねて12階の洗濯室へ行くといい天気です。新宿方面の空に青空が広がっています。ようやく退院の目処が付いてきて、気分的にもホッとして落ち着いてきました。